始めに 当初の日程は一週間前の17日に予定されておりましたが、台風13号の影響をモロに受け、延期を余儀無く強いられ参加予定されておられました方々には遺憾に思うと共に、各地で被災されまた方々、御見舞い申し上げます。
 
 2006年9月24日(日)鹿児島の吹上モトクロス場特設四駆コースにて、朝晩めっきり凌ぎやすくなった初秋の薄曇りで気温的には、トライアル絶好の天候の中、県内外よりNクラス22台、Pクラス6台の計28台のエントラントを迎え競技会がおこなわれました。
今回用意されておりましたセクションコースは、ミドルクラスの事前エントリー意思表示がありましたのでスパトラでは珍しく意識的?にコース幅が広めの逆走2コースを含む4コースで、合計6セクション。
路面コンデションは、一部ミディアムドライといったとこだろうか?! 表面は完全なドライでしたが路面の中までは完全に乾ききってはいないように思えた。

1SEC  
午後よりオープンされ、Nクラスはビックタイヤ等のバリアとパイロン300度逆キャンバーターンがミソのアップダウンのセクでしたが、1/3が通過し最小減点は5。Pクラスにおいてはインとゴールの人口障害物が最大難所で通過者0。
 
2SEC、3SEC
午前中オープンされ午後からは3SECの逆走で、イン直後のアナポコとロック状ののぼりのターンとゴール付近の大丸太のセクションでしたが、約半数の選手がクリーンでゴール   Pクラスはイン+ゴールが木馬超え。
このセクションは、落ち着いてミスさえなければクリーンでゴールのサービスコース。

4SEC 
午前オープンされ、スペシャルステージに設定された全体がシラス土状でタイムを気にしながらのヒルクラムおよびダウンの連続で、ガレ場の直進から時計廻りがPクラス、逆時計廻りがNクラスでした。 このセクションも落ち着いたミス無い選手にとっては然程難しくはなかったかに思えました。

5SEC、6SEC
午前中に5SECは消化、逆走の6SECは午前と午後にわたりオープンされたお馴染みのモーグル。毎度の事ながら赤土と粘土質釜土の土壌で300度パイロンキャンバーターンがきものコースで、このコースをゴールできた選手が上位に上がる 今大会最大の勝敗の分かれ目セクションだったように思える。

総評として、コースの設定にあたり前会の同じ轍は踏むまいと天気予報を確認しつつ雨設定で作成、しかし当日は台風で延期、前日に慌しくコースセクを修正しましたが、従来のスパトラからすればやや甘めの難度設定だったように思えましたが、1つのオールクリーンも出さず、且つ全滅したセクもNクラスにおいてはありませんでしたのでコース設定者としては成功した、選手の皆様も楽しめたのではないかと思います。
そして、駆動系リアデフロックのみのマシンで、Nクラス初優勝の原選手のテクニックは確かなものです。 本当におめでとうございました。
一方、Pクラス優勝はスパトラ同クラス初見惨の川口選手、鹿児島のトライアル界を支えてきた逸材で、長老組の一人で流石の腕前で年期が違います。

最後に、オフシャル及び機材撤収の御手伝いを頂きました方々、協賛品を戴きました フリーソロ様 中島様 ありがとうございました。この場を御借りし実行委員会を代表しまして御礼申し上げます。
                          
                                                       レポート by  実行委員会 事務局
    06.2th シルエットクラス 上位者

優 勝 川口 健治 選手  スポラレーシング
第2位 上村 保 選手   K・T・T
第3位 永田 竜史 選手 南薩摩ころがり隊 
   06.2th ノーマルクラス 上位者

優 勝 原 和彦 選手   オーバーティク
第2位 増田 憲一郎 選手  泥酔
第3位 松尾 謙一 選手  スクランブル宮崎
第4位 原 豊和 選手   オーバーティク
第5位 有馬 和幸 選手  フレンディオート
第6位 平岡 正義 選手  マウストライアル
特別賞
   高砂 亜紀 選手  スクランブル  
  女性ながらLC40を操り、健闘しました。
(写真中央)
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