鹿児島SuperTrial series 2005 第3戦 フリーソロ杯
 残暑の厳しい九州最南端鹿児島の吹上モトクロス場特設四駆コースにてスーパートライアルシリーズ2005第3戦フリーソロ杯が、9月18日日曜日
ショート車31台ミドル+ロング車4台の計35台の九州各地からのエントラントを迎え熱い戦いが行われました。
 用意されたセクションは人口物を多用した2コースで内逆走2コースの4セクションと自然地形を利用した2セクションを準備、今回採用のセクは2年から3年程以前シルエットクラス(改造車)を対象とした高難易度で、筆者も当時の仲間等と練習で出来た出来た(ゴール)パチパチなんて幼児如く喜んでいた時代のコースレイアウトよりライン取りの難しい設定で、ノーマル車には超厳しい設定だったに違いありませんでした。それにも関わらず全参戦者は臆する事無く果敢にトライし、クリア、クリンでゴールする者、ギリギリラインでの攻めの走行で転倒する車両が続出し、走行しないオフシャルやギャラリーも大いに楽しめたのではないでしょうか???
 さて、レース状況は、午前中にオープンの1セクは人口物の多用で走破は困難極まりない物で全滅を予感しましたが、4名の選手がゴール通過。
2セクも竹輪状に配置のビッグタイヤ+大丸太+木馬+キャンバー配置の小丸太+ロックと気の抜けないセクションでしたが、クリン2名を含む1/3の選手が通過しておりました。ここで特筆すべきは、マシン改造でFFターンの出来るもののみがクリンで通過したことで、ノーマル車両では改造車に匹敵するほどのポテンシャルの高さを見せつけた事でした。
3セクはシラス斜面の自然地形でしたが、台風の影響の大雨で川の如く水路となったであろうと思われる個所で80センチ位のV字講や今にも崩れそうな小山の断面を見ながらのコースでしたが、肝はイン直後のV字を避けキャンバー走行で抜けるが正解ラインのように思えました。
4セクはSSに設定のご存知赤土のモーグルで、3分間と時間との戦いが味噌の特にゴールはさほど難しくはなかったか思えました。
午後からオープンされました5、6セクは、1、2セクの逆走で荒れた個所のコース手直しが若干あったものの、人口物バリバリで転倒車続出のこわーいコースではなかったかに思えました。
 総評としては、180度ターン等は通常のマシンでは減点無しでは絶対にありえないと思われ、ここでバックさせようとコース設定者の度肝を抜いたフロントだけを駆動させるFF化した改造のマシンのみがクリンでターンし、優勝いたしましたCOUNTY所属の高椋選手の素晴らしいマシン製作とそのポテンシャルをいかんなく発揮させたテクニックに主催者の一人として、脱帽でした。
 鹿児島SUPER TRIAL2005シリーズ戦は、終了しましたが、地元選手のトライアル熱が高まった事を痛感した年でもあり、遠征者との腕の差が今一歩の所まできた事が何よりうれしく思われた年でもありました。このまま引き続き来年以降もトライアルにかける情熱を大会に参加し、結果に結びつけてほしいと筆者は思います。 頑張ってください、そして九州レベルのテクの遠征者の皆様、一年間地元選手の良きお手本となったこと誠にありがとうございました。来年以降も宜しくお願いいたしますm(__)m

 最後に2005シリーズ全戦にご協賛頂きました 三重県鈴鹿市のフリーソロ様をはじめ各戦協賛下さった方々様、この場をお借りしてお礼申し上げます。
お陰を持ちまして、充実した大会運営ができました。
鹿児島SuperTrial2005に関わった全ての皆様、1年間本当にありがとうございました m(__)m       
                                        レポート  事務局       乱文にて失礼の際はご容赦下さい。
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