SuperTrial 2005series 第1戦 フリーソロ杯  リポート
朝のうち小雨のぱらつく天候の中ノーマルクラス(ショート車21台、ミドル車2台)23台のエントラントを集め2005年3月20日
鹿児島吹上モトクロス場特設四駆コースでスーパートライアル2005シリーズ第1戦が開催されました。
当日の路面状況は午前中ミディアムウェット。午後からは時折日差しの差し込む半ドライに渇き、コース路面を考え作戦走行の必要性はなかったかに感じました。それより今回からのドライバーの安全装備は基より車両のロールゲージ等の安全装備の義務化が施行されての競技会の開催で、コース(各SEC)設定は、従来改造クラス設定でしか使われなかったビックタイヤの竹輪等、人口物の採用や自然地形を利用したハードな設定がなされておりました。
 コースは、逆走を含む計6SECが準備され 午前4セク 午後2セクが、同時オープンされましたが、随所にコース巾の狭い個所が見受けられ、マシンのトレッド巾を極端に広く改造が施されたミドル車に不利なように思われました。

1SEC  
午後よりオープンされたセクで、イン直後のビックタイヤのバリヤと、小丸太を斜めに敷き詰めた人工物を突破し、バケツをキャンバー走行続いてショートヒルクライム+ダウンし、このセク一番の難関、右傾斜のバンクを右ターンし、2通りあるゴールラインへ
2SEC
ロック状の斜面を右へ大回りターン(ライン2通り)し、2本の大丸太を越え、高さ90センチのビックタイヤの横脇を右へ左へ切り返し、マシンの右タイヤを崖に落としながらのキャンバー走行しゴール
3SEC
自然地形を利用したアップダウン V字講 コブ越え キャンバーの連続で土質も粘土、赤土、鹿児島特有のシラスと様々でかなりのテクニカルコース設定でリザルトでもお分かりのように、通過者は3名でした。
4SEC
SSに指定されたセクで、通称シラスセクション  インしていきなりのV字横断で、小山廻りのターンはどちら廻りでも良い事でしたが、右廻り選択者は減点1を余儀なくされ、左廻りを選択者はクリーンとなった、180度ターンが味噌のセクでした。
5SEC
皆さんご存知の赤土粘土質のモーグル。前回のプチトライアルで練習したコース設定を生かしつつアレンジした程度の設定でしたが、ゴール前のウン〇コブを廻る際テープが目前で巾の狭い轍が邪魔する難所が肝のコースでしたが、練習はしたと言ってもクリーンを出した今回4位の松尾選手のみが成果を発揮したセクでもありました。
6SEC
2secの逆走で午後からオープン。昼食時間に設定が幾分修正され、ビックタイヤの竹輪越えからのターンか、脇をすり抜けての何回かの切り返しが要所のセクでしたが、果敢にもジープや40の大型車でのトライはド迫力でした。(ファンサービス有難うございました)

総評
としては、今回ミドル車にて参加されました方々には、物理上走破は無理と酷評されそうな感がありましたが、supertrialスタッフは完全ボランティアで運営し、仕事の合間を縫ってコースの設定等しております関係上、事前にミドル及びロング車の参加の情報が入らない限り、ショートメインのコース設定をしております。しかし、これに懲りずにまたのご参加をお待ち申し上げます。

最後に、鹿児島SuperTrialに協賛して頂き、沢山の協賛品を提供して頂いた三重県鈴鹿市のフリーソロ様、鹿児島KTT様、本当に有難うございました。

                                                           リポート   事務局
                                                            写真撮影協力   KTT
5secモーグルのコース設定状況 4secシラス土壌のSS 6sec+2secのビックタイヤの竹輪
3sec高低差の激しい自然地形 1secタイヤ+岩のバリア
ドラミでの競技説明
皆様、レスキューご苦労様です。
あちゃー! なにもそこまでして・・・?
続  く