九州オールスターズシリーズ2009第4戦 in 鹿児島蒲生四駆ランド 天候 曇りのち雨

 先日より心配されていた当日の天候は、1週間前のコース設定時の予想に反し今にも泣き出しそうな曇りで、お昼前より大粒の雨が降り出した中、モディファイクラス16台、シルエットクラス5台の合計21台の九州各地からのエントラントを向かえ開催されました。
最終戦で決まる年間シリーズ、2連覇を目指す自他共に認める実力者清原選手と未だ現役健在の伊東選手の争いと、
3位争いの一昨年の大病から復帰生還したこれまた実力者の清水選手と新鋭伊東Jrこと伊東亮一選手との争いに注目の今大会最終戦。

 会場の蒲生四駆ランドの土壌は腐葉土のようなものと、砂岩が長年の風化で削れ土質化したものがおおく、鹿児島特有のシラスの存在がない。
ドライであれば、きわめてよくグリップするが、ウエットになったとたんその性質は豹変する。

 準備されておりましたセクションは6セクション(逆走2つ)で、いづれもドライ設定だったのか?
コース幅の狭い走破ラインの限られたもので、当日の雨にも関らず、若干の手直しがあったものの、超厳しいものばかりでした。
現に、エントラントの皆様のお叱りを多々、事務局の私が受けました。
鹿児島大会においての今後の課題の1つだろうとおもいます。
 リザルトをみてもお分かりかとおもいますが、半数以上が満点パパ。しかもイン付近で最大減点をもらっておりました。

 競技がおわってみるとモディファイクラスでは、午前中の消化セクションを終了した時点で、清原選手の優勝が粗決まっており、午後からのセクショントライは軽くながしており、余裕をみせていました。
 シルエットクラスでは、今年からの新人野口選手と実力者山田選手とのデットヒートでしたが、軍配は新人野口選手へ。
優勝した野口選手のマシンは、フロントデフのディバイスなど無い、純ノーマル車両で、見ていた私も頷く位の2駆ターンや4駆ターン、バックターンなどのテクニックを駆使し、且つアクセルワークにしてもとても新人とは思えない素晴らしい走りでした。

 シリーズ覇者は、今回優勝の清原選手の2連覇で2009オールスターズは終了した。


総評
今回もやはり、コース幅についての注文を沢山受けました。私評として思うのだが、改造車クラスを目指す新人でも3つ位のセクションをゴールできるような
難易度は、そのままでも走破ラインが幾多もあるようなコース幅の広い物にしていかなければならないように思える。
 今年初めにシルエットクラスのシリーズ化の提案(要望)を受けていたのであるが、オールスターズは最終戦参加が条件。
これ等に満った選手は、山田選手1人。この現状を考慮の上、これからは要望してほしいものである。
 来年度のシルエットクラスは、このことに伴い現行の単発戦とすることが決定した。

 最後に今年1年参加されましたエントラント皆様、お疲れ様でありがとうございました。又、主催されました皆様及びスタッフの方々、ギャラリーのみなさん、
本当にありがとうございまた。
 来年度は、九州オールスターズが発足して10年の節目にあたる年であり、更なる皆様の健闘を期待したい。


  
                     repot : kam
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