2スト大会2007 in 土壇場車楽      リポート 松尾謙一

2007年9月2日、残暑の厳しい日差しの中、今年も恒例の2stトライアルが開催されました。今回からはこれまでのチーム戦から個人戦へと変わり、2stクラスと総合での表彰という形式での開催となりました。3セクション設定の全コース逆走行による全6セクションで行う予定だったのです
が前日のコース設定時は雨、天気予報では大会当日も雨とのことからウェットコンディションを想定した主催者の予想に反し当日は晴天。程よい湿り具合でグリップしやすい路面コンディションとなり難易度がやや落ちてしまったコースもあり、急遽1セクション追加の全7セクションで行われました。1、3セクションのキャンバーコースはかなりの角度があったものの上記のような理由で主催者の思惑に反したグリップしやすい路面状況となり、勢いで掛け抜ける走法を選択した選手の多くがクリーンで完走。起伏の激しい2セクションでは苦戦を強いられる車輌が多かった中、味噌豚レーシングの長木選手が横転。その後チームメイトの植村選手が同じポイントで横転しその車輌の横でにこやかに写真におさまった長木選手の姿が見られました(笑)。
キャンバーを駆け上がった直後に大穴があり、それを超えすぐまたヒルクライムを下るという急遽設定された5セクションではメインジャッジを勤めた改車の重鎮内屋敷氏に「みんななかなかやるなぁ」と言わしめるような気合いの入った走りが多く見られました。
本部横の6 、7セクションでは上りながらのターンや上ってすぐのターン、ターン直後の下りなど常に次の動きを考えながらの走行を要するコース設定に対して自分の愛車をどう対応させるかと、様々な走りが見られました。結果は最後まで落ち着きある走りを見せてくれた塘口選手が2st、総合共に優勝しダブルで賞金&商品をゲット。2stクラス2位は今回始めて参加してくれた佐藤誠選手、3位はこちらも初参加で大健闘の稲倉選手となり、総合2位は始めての入賞で表彰時のコメントでも緊張が感じられた姿が微笑ましかった河副選手、3位はロックの大会でもポインターとして入賞経験のある城本選手となりました。主催者としましてはそれぞれの車の性能、ドライバーの技術に合わせたラインが選択出来るようなコース設定を心がけたつもりでしたがみないかがだったでしょうか。みなさんのセルフジャッジに対するご理解、レスキュー時の速やかなご協力、また自ら進んでコース撤去を申し出てくれた味噌豚レーシングの選手をはじめとしたみなさんのお気遣い、またコースオーナーの興梠氏のお力などに支えられ今回も無事に大会を終える事が出来ました。本当にありがとうございました。 

※なお写真ですがなるべく皆さんが写るように心がけたつもりではおりますがタイミング的に写せていない方もいらっしゃるかもしれません。大変申し訳ございませんがご理解頂けれ ば幸いです。